ライトオンの株価と、ライバル企業の株価をちょっと調べてみましょう。
ライトオンのライバルと思われる企業は、やはり衣料品などを低価格で売る量販店等だと思います。一般的にはカジュアル専門店業界とも言うでしょうか。
やはりこの業界のトップはユニクロ=ファーストリテイリングですね。
ライトオンの株価は2007年10月現在で約1000円です。
それと比較して、ファーストリテイリングの株価は6500円前後。
カジュアル業界の中堅どころ、ジーンズメイトの株価は1000円弱でした。
その他では同じく業界中堅のマックハウスの株価も1000円前後。
しまむらは、比較的業績も好調ということで株価は10000円を超えています。
ネットでは、カジュアル業界御三家などと言われることもあるライトオン、しまむら、そしてユニクロですが、株価ということではライトオンが水をあけられていますね。
株価を上げるために何をするかではなく、消費者に受ける店作りをしないと、結局は投資家にもお客様にもそっぽを向かれます。
ライトオンは様々な業態開発をしていますので、今後の動きが楽しみですよ。
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通販やオンラインショップがないかわりに色々なサービスがあるって、
ライトオンのシステム、なかなかいいんじゃないですか?
ライトオンの株価は以前5000円を越えていたこともありましたが、2007年10月時点で約1000円前後と5分の1近くの価値になっています。
このライトオンの株主にとって、特に5000円くらいで買ってしまった方たちにとっては、ライトオンの株価が元通りに上がって欲しいと思っているでしょうね。
さてそれではどうやればライトオンの株価が上がるでしょうか?
そもそもライトオンはカジュアル量販店というイメージが強いので、「相当に薄利多売だろう。」と思っている方が多いはず。
ところが売上高に対する経常利益率は10%以上、売上高1000億円前後で100億円ほどの経常利益になっています。
カジュアル業界の企業データとしては悪くないと思うのですが、株価を高かった頃に戻すためには、やはり業績を上げるしかありません。
投資家にとって魅力的な会社と思われるためには、ライトオンのブランド力をアップするか、新しい業態をドンドン立ち上げていくか、それとも同業他社を買収するなどして規模を大きくしていくといった派手な動きをしないといけないでしょうね。
ライトオンの今後の計画でも、新業態店舗を増やしていくという部分が期待の持てるポイントです。まずは計画通りの数字を出すことが投資家の信頼を得る方法でしょう。